音を絞る

室内に流れる曲の選択に意をこらす人は、その音の大きさにも注意を払います。

いつもなんとなく決めているボリュームの位置を、聴いて確かめながら細かく厳密に微調整してみることで、その曲に求める自分自身の切実な要求がすんなり通ります。

ノリノリな歌を実際の発声レベルで再生して、モチベーションをそのレベルにまで持ち上げるとき。

あるいは素通りしたい記憶に、そっと混沌を加えるための、聞こえるか聞こえないかの小音量でセットするBGMとか。

目的意識はなし。音を出そうかなというタイミングに、ただボリュームのスライダー(つまみ)をじわじわと小さく動かして、最良なポイントを見つけ出せば、ほらほら、ずっと向こうの方になにかしら明るい一隅が見えてくる。

プライベートルームであろうと、共有スペースであろうと、氣が付いた時点で何度でも細かく音量調節する習慣を持つと、音響がさらに生きてきます。

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